羽田空港ANAラウンジ(本館北)の場所は?内観は?徹底レビューします!

令和4年9月に訪れたANAラウンジ(本館北)を徹底レビューします。

  ANAラウンジに入室するには特定の条件があります。のちほど「入室条件」で解説します。私は「SFCステータス」で利用しました。

  羽田空港国内線ターミナルのANAラウンジは2か所(本館北・本館南)あります。この記事で解説するラウンジは「本館北」の方です。

この記事で分かること
  • 場所
  • 営業時間
  • 入室条件
  • 内観(入口まで)
  • 内観(座席)
  • 内観(雑誌エリア、スマホ通話エリア等その他設備)
  • 提供される飲み物・食べ物
  • ANAラウンジ利用のメリットとデメリット

ANAラウンジとは?

ANAが所有・運営する航空会社ラウンジのことです。

保安検査場通過後、飛行機の搭乗時刻までゆっくりとくつろぐことができるのでおすすめです。


飲み物(酒類含む)やスナック等が提供されています。

  食べ物は「おつまみすなっく」のみの提供です。

  時期によっては、チョコレート等が追加で提供されることもあります(2024.5追記)

利用については各種条件があります。


後ほど「入室条件は?」の項で説明します。

ANAラウンジ(本館北)の場所は?

ANAラウンジ(本館北)の場所について、ご紹介します。


ANA公式ホームページだと、ANAラウンジ(本館北)の場所は

  • 第2ターミナル60番ゲート前

となっていますが、もっと正確に言うと、

  • ラウンジの入口は第2ターミナル2階出発ロビー60番ゲート付近ANAFESTA向かい(B保安検査場通過後すぐ左)※制限区域内

となります。


順番にご説明します。


公式ホームページで「第2ターミナル60番ゲート」とさらっと書かれていますが、そもそも60番ゲートは2階にあります。


よって、まず第2ターミナルの「2階」に上がる必要があります。


こちらが第2ターミナルの2階です。

一般的に羽田空港第2ターミナルの2階は「出発ロビー」と呼ばれているため、「第2ターミナル出発ロビー」と言ってもフロアを特定できます。


が、「出発ロビー」も「2階」もどちらも場所の案内から抜け、単に「第2ターミナル60番ゲート」というと、何階のことなのか少しわかりづらいと思うので、補足させていただきます。


続いて「60番ゲート前」の説明をします。


ゲートとは航空機に乗る際の搭乗口のことです。

  第2ターミナルでは北から南にかけて昇順で順番に番号が振られています。

そして、番号が60番の搭乗口の近くにANAラウンジ(本館北)があるということになります。


こちらが羽田空港第2ターミナル2階出発ロビーのマップです。

そして60番ゲート付近を拡大した図がこちらです。


上のマップでいうと中央やや左側に60番ゲートがあります。

これが「60番ゲート前」の意味です。


より分かりやすく言うと60番ゲート付近の「ANAフェスタ向かい」となるでしょう。

  上記の地図の119番のお店がANAフェスタです。

そして、ANAフェスタの外観がこちらです。


そしてこの向かい側(上の写真でいうと手前側、上の写真を撮影している場所)にあるのがANAラウンジの入り口です。


ANAラウンジの入り口はこちらです。


入口の場所を先ほどの図に書き加えると以下のようになります。


ここまで細かくお伝えしている理由は以下のとおりです。

  • ラウンジの大きさの割に入り口が小さい
  • ラウンジの案内がない(極めて少ない)

上のマップに示した水色で示したエリアがANAラウンジ(本館北)の大体のエリアですが、その割に入口が小さいです。


入口は上の写真の入口1つのみです。


そして、入口の左右にはただ壁があるだけなので場所が少しわかりづらいのです(「ここがANAラウンジです」的な記載がない)。


ANAラウンジ(本館北)と記載された案内標識も出発ロビーエリアでほとんど見当たりません。

  どこかで1度見た記憶があるような気がするので「ほとんど」と言っていますが、正直そんなレベルなので案内標識が「ない」のと同レベルだと思います。

最後に「(B保安検査場通過後すぐ左)※制限区域内」の意味について解説します。


下の図をご覧ください。


緑で囲った部分が「保安検査場B」です。


保安検査場とは、航空機に搭乗する際に手荷物検査をしたり、金属探知機を通ったりする場所です。


先ほどの写真にあった「B」の文字の下が「保安検査場B」の入口となります。

この保安検査場Bを通過後すぐ左側にANAラウンジ(本館北)があるため、補足として「B保安検査場通過後すぐ左」という案内をしています。

  第2ターミナルの保安検査場はAからDまで4つあります。

そして、この保安検査場を通過する前のエリアを「非制限区域(制限エリア外)」、通過した後のエリアを「制限区域(制限エリア内)」という言い方をします。


下の図の赤線を境に上が制限区域内、下が制限区域外です。


ANAラウンジは「制限区域内(保安検査場通過後のエリア)」にあるため、その旨を補足しました。

保安検査場通過前(手荷物検査前)にはANAラウンジ(本館北)は無いため、保安検査場通過後でないとラウンジには入室できません。


保安検査場通過前も通過後もフロア(階数)は変わらないため、制限区域内外ともに2階出発ロビーです。

  一度制限区域に入ると制限区域外に戻ることはできないため、はじめからANAラウンジが「制限区域内」にあることが分かっていると、事前に制限区域外のお店に事前に立ち寄り、必要なものを調達することができるため、安心できると思います。

  そもそも「60番ゲート前」とある時点で「ゲートは手荷物検査後航空機搭乗時に通過するもの」→「保安検査場の先」→「保安検査場通過前にANAラウンジはない」と判断ができる方もいるかもしれません。しかし、少なくとも私は最初このラウンジの場所を見つけるのに大変苦労しました。その思いも込めて、しつこいくらいに場所の説明をさせていただいています。皆さんには私のようにラウンジを探すことに時間をかけるのでは無く、ラウンジステイに時間を使ってほしいと願っています。

最後に「ラウンジの入口は第2ターミナル2階出発ロビー60番ゲート、、、」とした「ラウンジの入口は」という意味についてです。


先ほどの写真をアップして再掲します。

中にエスカレーターが見えると思います。


実は、ラウンジの入口は2階ですが、ラウンジ自体は3階にあります。


なので「入口は2階」という説明をしています。


再度ANAラウンジ(本館北)の(入口の)場所をお伝えします。

  • ラウンジの入口は第2ターミナル2階出発ロビー60番ゲート付近ANAFESTA向かい(B保安検査場通過後すぐ左)※制限区域内
  • ラウンジ自体は2階入り口からエスカレーターを上り3階にある

となります。

ANAラウンジ(本館北)の営業時間は?

  • 5時15分~22時頃まで

営業時間は午前5時15分から午後10時頃までです。


ANA羽田発便の始発は6時15分(NH0987便札幌行・2024冬ダイヤ)です。


ANAの始発便利用で、ANAラウンジ(本館北)で過ごす場合、大体45分くらいはラウンジで過ごせますね(搭乗口に出発10分前要到着/移動時間5分計算)。


公式ホームページには「5時15分~最終便出発まで」と記載されています。

ANAの羽田空港出発の最終便は21時30分(NH3893便・2024冬ダイヤ)のため、22時頃までの営業となります(最終便が遅延した場合は営業時間も延長されるでしょう)。

ANAラウンジ(本館北)の入室条件は?

残念ながら、ANAラウンジには誰でも入室できるわけではありません。


いくつかの利用条件があり、それらを全て満たす場合のみ入室が可能です。


その条件について説明します。


結論から言うとこれから紹介する「条件1」かつ「条件2のうちいずれか1つ」をともに満たすことで入室が出来ます。


なお、以下の要件は羽田空港以外のANAラウンジの利用の際にも共通です。

条件1 ANAグループ運航便またはコードシェア便にANA便名で搭乗(予約)

条件の1つ目は、「ANAグループ運航便を予約、またはコードシェア便をANA便名で搭乗(予約)」することです。


公式ホームページにも同様に記載されています。

「ANAグループ運航便を予約」というのは、文字通り、ANA便の航空券を通常の方法(HPやアプリ等)で予約することです。


原則、ANAグループの運航便を利用(予約)しないと、ANAラウンジは利用できません。


つまり、日本航空(JAL)やスカイマーク(SKY)、スターフライヤー(SFJ)等の他社便を他社便名で予約している人はANAラウンジを利用できないということです(コードシェア便をANA便名で予約している場合はANAラウンジを利用できます・詳細は後述します)。


ANAとしても「自社便を利用しているお客さんにサービスを還元したい」という気持ちが当然あるため、これは納得の条件です。


ただし例外があります。


それが、「コードシェア便にANA便名で搭乗(予約)」する場合です。

コードシェア便とは

コードシェア便(共同運航便)とは2社以上の航空会社によって共同運航されている便のことです。

一般的に、便名の数字が4ケタ(千の位が0以外)の便はコードシェア便です。

例)NH4715便(ANAとAIRDOとのコードシェア便)、NH3841(ANAとSFJとのコードシェア便)等

令和6年9月現在ANAは7社の航空会社とコードシェア便を運航しています。ANAとコードシェア便を運航している会社については以下の公式ホームページをご覧ください。

こちらは私が搭乗したANA4716便(新千歳発羽田行)です。

機体や運行はAIRDOですが、ANA便として予約がなされています。


下の写真は私のANAアプリの予約画面です。

ANAアプリにANA4716便として表示されていますね。


中央下には小さく「AIRDO運行」とも書かれています。


このようなものをコードシェア便といいます。


ANA経由でコードシェア便(この場合、「便名はANAですが、機体や運行は他社が行っているもの」を指します)を予約すると、ANA便扱いとなり、ANAラウンジを利用できます。


コードシェア便についてはANA経由でもコードシェアの相手会社経由でも予約は出来ますが、ANAラウンジを利用する場合は、ANA便として搭乗する必要があるため、必ず、ANA経由(ANAのホームページ等)で予約する必要があります。

  友人(後述の条件2は満たしている)がAIRDOとANAのコードシェア便(AIRDO運行)をAIRDOのホームページから予約し羽田空港のANAラウンジを利用しようとして、入室を断られた話を聞いたことがあります。例え、ANAとAIRDOのコードシェア便であっても、AIRDOのHP等経由で予約したコードシェア便は、単なるAIRDO便と見なされ、ANAラウンジ利用対象外となります。ANAラウンジを利用したい場合は、必ずANA経由でAIRDO便を予約してください。航空会社次第ですが、基本的にすべての運航便をコードシェア便として設定しているわけではないので、AIRDOの例で言えば、ANA経由で予約できないAIRDO便(ANAのHP等に表示されないAIRDO便)は「コードシェア便ではない」(AIRDOのみで運行している便)ということになります。この原則は、スターフライヤーやソラシドエアー等の他の航空会社とのコードシェアでも共通です。

そして、もう一つ重要なことがANAラウンジを利用したい空港からの出発便を予約する必要があるということです。


上の写真の例ではANA4716便(新千歳発羽田行)をコードシェアの例として紹介しましたが、行き(羽田発新千歳着)はJAL便に搭乗し、帰り(新千歳発羽田着)はANA4716便に搭乗する予定の場合、行きの日に羽田空港のANAラウンジは使用できません。


ANA便に搭乗する日に、ANA便に搭乗する空港で、ゆっくりとくつろいでもらうためのサービスがラウンジサービスです。


羽田空港のANAラウンジの使用を希望する場合は、羽田空港発のANA便(コードシェア便)を予約する必要があります。

  行きはJAL便、帰りはANA4716便に搭乗する場合は、新千歳空港のANAラウンジを帰りの日のラウンジオープン時刻から帰りの搭乗時刻まで利用できるということになります。

  上の例で出したスターフライヤーもANAとコードシェアをしているため、ANA便名(ANAのホームページ等経由)で予約をすれば運行会社(機材)がスターフライヤーでもその出発空港のANAラウンジを利用できます。スターフライヤーは前の座席との間隔が国内の航空会社の中で最も広く、非常に快適で私もよく好んでコードシェア便として利用しています(ただし羽田空港出発のスターフライヤー便を利用する場合は要注意:以下「ANAラウンジを使いたくても使えなかった話(涙)」参照)。

私が過去にANAラウンジを使いたくても使えなかった話をします。

あるとき、大阪旅行で、羽田発関空着のスターフライヤー便を事前に予約しました。

上記に記載のとおり、ANAのアプリ経由でスターフライヤーのコードシェア便予約をし、後述する条件2も満たしていることから、航空機の予約時から当日の羽田空港でのANAラウンジの利用を楽しみにしていました。

そして、旅行当日、ANAラウンジでゆっくり過ごすために、搭乗便出発時刻の2時間ほど前に羽田空港に到着しました。

9時頃発の便(おそらくNH3821便)だったので、7時には空港に着いていたと思います。

「今日はANAラウンジで食べる朝食はどうしようか、、、いつも佐藤水産の海鮮弁当だから今日はまい泉のカツサンドにでもしようかな、、、」(ANAラウンジは飲食物の持込可です)

と思いながら、何気なくスマホのANAアプリを見ると、、、

「・・・・・・(゚Д゚)!?」

羽田空港やスターフライヤーをよく利用される方はもうおわかりですね笑

アプリ画面には「第1ターミナル」との表示がwwww

羽田空港発の国内線のスターフライヤー便はすべて第1ターミナルから出発します。

ANAラウンジがあるのは第2ターミナルの保安検査場通過後です。

搭乗予定の便がないターミナルの保安検査場は通過できないため、ANAラウンジは利用できません(T_T)

これに気づいたあと、私が出発までの2時間をどう過ごしたかについての記憶がありません。

相当ショックで脳が記憶を消去してしまったのかもしれません。

羽田空港発のスターフライヤー便をANAコードシェア便として予約した場合は、第1ターミナルにANAラウンジが存在しないため、ハナからANAラウンジの利用はできないものとしてお考えください。

条件2 会員ステータス等

2つ目の条件が会員ステータス等です。


まずは、会員ステータスについてご紹介します。

会員ステータス

ANAには上級会員制度があります。


ANAラウンジを利用できるANAの上級会員ステータス一覧は以下のとおりです。

  下にある「PP」とはプレミアムポイントの略です。後ほどご説明します。

ANA上級会員ステータス
  1. ダイヤモンド(10万PP以上獲得/年)
  2. プラチナ(5万PP以上獲得/年)
  3. スーパーフライヤーズ(SFC)(プラチナ取得後SFCカードに入会)
  4. スターアライアンスゴールドメンバー(すでに海外のスターアライアンス加盟航空会社で上級会員ステータスを保有)
  5. ミリオンマイラー(LTマイル100万マイル以上獲得)
  6. ANAカードプレミアム(クレジットカード)を保有

上のいずれかのステータスを取得し、上段で説明した羽田発のANA便を予約していれば、ANAラウンジを利用できます。


ざっくりいうと、①から⑤までのステータスはANA便(もしくはANAコードシェア便)に乗りまくれば取得できます(ただし⑤は尋常じゃないほどの搭乗を要するので⑤になる前に①から④は全て達成できます)。


⑥はカードの保有するだけなので、入会すればステータスは保有できます。


順番に説明します。

ダイヤモンドとプラチナ

ダイヤモンドとプラチナとはともにANAの上級会員ステータスの種類です。


そのトップがダイヤモンドで2番目がプラチナとなります。


これらのステータスを得るための最もシンプルな方法はANAマイレージクラブの会員となり、プレミアムポイントをためることです。

  ステータス獲得には別の方法もありますが、この記事はANAステータスの解説記事ではないので詳細は省きます。気になる方は以下のリンクを見てください。
ANAプレミアムメンバーサービス(ANA公式ホームページ)


プレミアムポイント数と獲得ステータスの関係は以下の表を見てください。

ダイヤモンドステータスプラチナステータススーパーフライヤーズ
年間獲得プレミアムポイント
(うちANAグループ利用分)
10万ポイント
(5万ポイント)
5万ポイント
(2万5000ポイント)
クレジットカードの年会費の支払のみ
ステータスの有効期間1年1年クレジットカードを保有する限り永年有効

まず、プレミアムポイントとはANA便もしくはANAのコードシェア便を利用した際にマイルとは別に積算される独自のポイントの事です。


ANA SUPER VALUE75の料金設定でANAステータスを保有していない人が羽田那覇便を予約したと仮定すると、片道で1476プレミアムポイント貯まります。

つまり、羽田那覇便のみでプラチナステータスを獲得しようとすると


1476プレミアムポイント×34回=50,184プレミアムポイント


となり、羽田那覇間を17往復する必要があります。


ダイヤモンドステータス獲得のためには34往復する必要があります。

  獲得できるプレミアムポイント数は予約時の料金設定(SUPERVALUE等)や座席のクラス(プレミアムシートと一般シート)、保有するカードやそのステータスによって大きく異なります。

そして、その獲得ポイントうちの半分はコードシェア便ではなくANA運行のANA便を利用しなければならないというルールがあります。


途方もなく思えますが、旅が好きで、飛行機が好きで、ANAが好きなら、やる価値は大いにあると思います。


私もこの方法で過去にプラチナステータスを獲得した経験があります。

スーパーフライヤーズ

続いて、スーパーフライヤーズです。


スーパーフライヤーズとはダイヤモンドもしくはプラチナステータスを現に保有している人が、スーパーフライヤーズカード(クレジットカード)を申し込むことによって、獲得できるステータスです。


カードの種類については以下をご覧ください。

最も安価なスーパーフライヤーズカードはANAスーパーフライヤーズカード(一般カード)で年会費11,275円です。


ダイヤモンドやプラチナと言ったステータスは、年次更新制なので、頑張って羽田那覇を34往復しても、翌年にはダイヤモンドステータスは消失してしまいます。


一方、スーパーフライヤーズカードはクレジットカードを所有している限り(年会費を払い続けている限り)ステータスが継続します。

スターアライアンスゴールドメンバー

スターアライアンスゴールドメンバーは、すでに海外の航空会社で上級会員ステータスを保有している人が該当する可能性があります。


既に海外の航空会社で上級会員ステータスを保有している方は、ラウンジの利用方法等を熟知しているはずなので解説は省略します。

  ダイヤモンド、プラチナ、スーパーフライヤーズのステータスを保有すると、自動で着にスターアライアンスゴールドメンバーのステータスも付帯します。

ミリオンマイラー

ミリオンマイラーは文字通りANAのライフタイムマイルを100万マイル以上貯めた人に贈られるステータスです。


ミリオンマイラーがこの記事を読むことも想定していないので、詳細は省きます。

ANAカードプレミアム

最後がANAカードプレミアムの保有です。


最低年会費77,000円以上のANAプレミアムカードを保有すればANAラウンジを使用することができます。


ただ、個人的にはANAラウンジ入室のためだけに年間77,000円以上の支出をするのは勿体ないと思っているため、この方法はあまり推奨しません。


同じ金額を支払うなら、そのお金で素敵なホテルに泊まったり、美味しい食事を味わいたいと思っています。


ここまでが、会員ステータス等の説明です。


次からそれ以外の方法をご紹介します。

会員ステータス以外

プレミアムクラスの予約

まず、プレミアムクラスの予約という方法があります。


コードシェア便にはプレミアムクラスの設定がない(他の航空会社機材のため)ため、ANA便利用に限った方法になります。


一般的にプレミアムクラスは通常のシートの1.5倍から2倍の料金が設定されています。


が、利用予定のラウンジがある空港発便のプレミアムクラスを予約した時点で、出発空港のANAラウンジを利用することができるようになります。


プレミアムクラスは確かにやや高価ですが、ANAラウンジを試しで利用するにはこの方法が一番簡単かもしれません。


プレミアムクラスを予約さえすれば自動的にANAラウンジに入室する権利が与えられます。

ANA SUITE LOUNGE ご利用券

全くステータスのない人がANA SUITE LOUNGEご利用券を入手するためには、知人からもらったりインターネット等で購入するしかありません。


ANA SUITE LOUNGEご利用券は一般に販売されているものではなく、上級会員が一定の条件を満たした場合に配布されるものだからです。


しかも、これがあればANAラウンジより一つ上のクラスのANA SUITE LOUNGE を利用できるので、これを保有しているのにANAラウンジ(本館北)を利用する意味はないと思います。


いずれにしろ、このご利用券があればANAラウンジを利用することが出来ます。

有料ラウンジサービス

今まで紹介した利用手段は全てラウンジの利用自体に金銭が発生するものではありませんでした。

これは単純に1回の利用に3,000円支払うというサービスです。


ですが、インターネット等で申し込みをした後、空港のカウンターで3,000円を支払いクーポンを入手し、クーポンをラウンジに提出するという手続きが発生します。


少し手間ですが、お試しでANAラウンジ利用するにはこれが最も安価な方法となると思います。


長くなりましたが、以上で紹介した「条件1」かつ「条件2のいずれか1つ」をそれぞれ満たすことでANAラウンジを利用することが出来ます。

外観(入口まで)

では、これからANAラウンジ(本館北)の内部を紹介していきます。

この入口の場所については上段の「ANAラウンジの場所は?」の項を見てください。


こちらの入口から中に入ります。


壁にANAラウンジは3階との案内があるので、エスカレーターを上ります。


3階に到着しました。



SKYTRAX社の5スターの格付証が出迎えてくれます。

ようやくたどり着きました!


こちらが羽田空港のANAラウンジ(本館北)の入口です。

  入室の際は、保安検査場通過時にかざした二次元バーコード等と同じものをカウンター上の青い端末にかざします。「welcome」という表示が出たら入室できます!

では、ラウンジ内に入ります。

内観(座席)

こちらがANAラウンジ(本館北)の概略図です。

こちらの図に沿って位置をイメージしながらご覧ください。


図のマークの意味は以下のとおりです。

説明のため、エリアごとに番号をふりました。

これに沿って説明していきます。

①エリア

こちらは①エリアです。


入口のカウンターから進んで、一番右奥のエリアです。


手前には4つのソファが組み合わさった座席が配置され、窓側には複数人で座れる座席が配置されています。

窓側には2人ずつ座れる黒い椅子と複数で座れるグループ席が配置されています。

  満席だったため後ろからの写真のみになります。

一番奥の壁際には、黒い椅子が並んでいます。


一つ一つの座席にコンセントが設置されているのが確認できます。

  全ての席にUSBが設置されるとなおいいと思います。

中心部には4つの椅子が組み合わさったソファが置いてあります。

  ①エリアはドリンクコーナーや入口から遠いこともありいつも比較的空いている印象です。

②エリア

②エリアは奥から2番目のエリアです。


手前には座面の高い椅子が並び、中ほどにはソファ席、奥には窓向きの座席が設置されています。


向かい合わせの2人席は①エリアにはない特徴です。

このような座席が①エリアとの壁際に3組設置されています。

  こちらの座席のコンセントはテーブルではなく画面中ほどのエリア①との境の部分に設置されているのでご注意ください(上写真参照)。

二人連れにはおすすめの席です。


一人なら向かいに荷物を置いて割と広々使えるのでおすすめです。

②エリアのソファ席です。


①エリアの4席が組み合わさったソファが一つ一つ並べられているようです。

こちらが手前の座席です。


コンセントもちゃんとついています。


ドリンクコーナーにもほど近いので、お酒好きにはおすすめの席かもしれませんね。

②エリアの窓からの眺めです。


写真は立って撮影しています。


すりガラスがあるので、下の方があまり見られないのが残念ですね。

  こちらも満席のため窓際の座席の撮影はできませんでした。窓向きの座席が複数並んでいます。

③エリア

③エリアです。


こちらの特徴はスタンディングスペース(写真手前)があることと、中央のドリンクコーナーに最も近いことです。


①エリアと②エリアになかった、やや広めのデスク付きソファ席も配置されています。



作業したりご飯を食べたりするには便利なスペースですね。

窓際には外が見えるソファ席があります。

  写真に写っている車椅子マークがある席が、ラウンジの見取り図で示した車いす利用の方向け優先席です。

④エリア

こちらが④エリアです。


比較的ドリンクコーナーや入口のカウンターに近いため、いつも混んでいる印象があります。


この日もかなりの席が埋まっていました。

窓際の席はこんな感じです。


先ほど②エリアにあった二人用の黒い椅子と机のセットがこちらにも設置されています。


眺めが良くて居心地がよさそうです。


こちらの組み合わせいすは①エリアと比較して、仕切りがなく、すっきりとした印象です。

隣が知らない人だと少し使いにくい気がします。


こちらは隣と⑤エリアとの境の壁沿いのいすです。

ソファ席の間隔は割と広めですが、机(固定)が小さくやや遠い気がします。

⑤エリア

最後の⑤エリアです。


こちらにも椅子がないスタンディングエリアが設置されています。

ちゃんとコンセントが設置されています。


こちらは一番奥の壁際の席です。

こちらにも車いすの方向けの優先座席が設置されています。


こちらが、窓際の座席です。

今までの座席と違ってデスクライトが設置されています。


イスもメッシュのビジネスタイプの椅子になっています。


また、見取り図で示した「ビジネスエリア」(③と⑤エリア)にある座席はこのタイプです。

ANAラウンジ(本館北)では、このタイプの椅子とやや広めの机があるエリアを「ビジネス用」として位置付けているようです。

内観(その他設備)

続いて座席エリア以外の設備についてご紹介します。

コピー機

コピー機は⑦エリアのドリンクコーナーと②エリアの間にあります。


ビジネスで必要な方にも役に立つのではないでしょうか。

携帯電話充電エリア

座席にコンセントがあるので利用価値がどこまであるかは難しいところですが、携帯電話のマークがついた充電コーナーがあります。


座席がいっぱいでもこちらに来れば電子機器の充電が可能ですね。


上の写真の充電エリアは一つ前で紹介したコピー機の隣に設置されています。


下の写真の充電コーナーは⑥エリアのちょうど⑥の数字のあたりにあります。

携帯電話通話ブース

こちらは携帯電話通話ブースです。


急な要件やビジネス等で通話が必要な場合、こちらを利用すると便利だと思います。


全部で8ブースほどあります。


場所は、⑧エリアの男子トイレの前です。

男子トイレ

こちらが男子トイレの写真です。


個室も小便器もかなりの数があるため、余裕をもって利用することができます。

雑誌エリア

こちらが雑誌エリアです。


コロナ前は新聞や雑誌がたくさん並んでいて面白かったのですが、今は全てデジタル端末上での閲覧となりました。


衛生的ではありますが、何か寂しいような気もします。


自分の記憶をたどると、紙の雑誌の時の方が手に取って読むことも多かったです。


続いてドリンクコーナーをご紹介します。

提供される飲み物・食べ物

ANAラウンジ(本館北)のドリンクコーナーは⑥エリアと⑦エリアの2つがあります。


どちらのコーナーも大差はありません。


順番にご紹介します。

⑥エリア(ドリンクコーナー)

⑥エリアのドリンクは以下のとおりです。

  マーカーが引いてある飲み物は⑥エリアにしかないものです。

⑥エリアのドリンク等
  • トマトジュース(ポッカレモン)
  • 牛乳
  • 南アルプスの天然水(ice/hot)
  • 角ハイボール
  • パーフェクトサントリービール
  • サッポロ黒ラベル
  • 博多の華(むぎ焼酎)
  • 金の露黒(いも焼酎)
  • メーカーズマーク(ウイスキー)
  • ニッカレアオールドスーパー(ウイスキー)
  • ペプシコーラ
  • ペプシゼロ
  • ジンジャーエール
  • デカビタ
  • 炭酸水
  • オレンジジュース
  • 緑茶(ice/hot)
  • 青汁
  • ほうじ茶(hot)
  • 紅茶3種(hot)
  • コーヒー(hot/ice)
  • すなっくみっくすおつまみ

  写真は⑥エリアの一番奥から⑦エリア方面に向かって順番に撮影しています。

これだけの種類があれば、何回行っても飽きませんね。


色んな飲み物を飲んでみたくなります。


また、ANAラウンジ唯一の食べ物としてみっくすなっつおつまみが提供されています。


こちらはお酒のおつまみにぴったりのお菓子です。


ご利用の際にはぜひ試してみてください。

  ANAラウンジは食べ物の持ち込みが可能です。私はいつもお弁当を持ち込んで好きな飲み物と一緒に楽しんでいます。

⑦エリア(ドリンクコーナー)

こちらが⑦エリアのドリンク等です。

  マーカーが引いてあるものは⑦エリアにしかないものです。

⑦エリアのドリンク等
  • 南アルプスの天然水(ice/hot)
  • 青汁
  • みっくすすなっくおつまみ
  • コカ・コーラ
  • ジンジャエール
  • 炭酸水
  • リアルゴールド
  • オレンジジュース
  • 緑茶
  • トマトジュース×2か所
  • 牛乳×2か所
  • ペプシコーラ
  • ペプシゼロ
  • ジンジャーエール
  • デカビタ
  • スーパードライ
  • 一番搾り
  • コーヒー(hot/ice)
  • エスプレッソ
  • カフェラテ
  • カプチーノ
  • アメリカ―ノ
  • アイスラテ
  • ハーブティー2種
  • 博多の華(むぎ焼酎)
  • 白金乃露黒(いも焼酎)
  • メーカーズマーク(ウイスキー)
  • ニッカレアオールドスーパー(ウイスキー)

⑦エリアの方が、ラウンジの中心部に位置しているためか、飲み物が充実しているようです。

  まとめると以下のとおりです。

⑥エリアがおすすめの人
  • サッポロかサントリーのビールが飲みたい人
⑦エリアがおすすめの人
  • アサヒかキリンのビールが飲みたい人
  • 充実したコーヒー類(エスプレッソ・カプチーノ等)を楽しみたい人
  • 氷を使いたい人

ANAラウンジ(本館北)利用のメリットとデメリット

最後にANAラウンジ利用のメリットとデメリットについてお伝えします。

利用のメリット

  • 搭乗口59番から61番利用の人は利用価値大
  • 保安検査場通過後なので比較的長時間利用できる
  • ほぼ確実に充電できる
  • フリードリンク

搭乗口が59番から61番搭乗口利用の人は特に利用価値が大きいと思います。


ラウンジから搭乗口が近いため、余裕を持ってラウンジで過ごすことができます。


比較的長時間利用でき、搭乗時間ぎりぎりまで作業したりくつろぐことができますね。


また、各座席に必ず一つコンセントが準備されています。


なのでラウンジに入ればほぼ確実に充電できます(座席が埋まっていても携帯電話充電コーナーもすべて埋まっていることはないので)。


空港の一般的な充電エリアは意外と人が多くて、充電出来ないこともありますよね。


酒類も含む飲み物を自由に飲むことができるので、食べ物を持ち込んでゆったりお酒を楽しむのもいいと思います。

利用のデメリット

  • ぎりぎりまでいたら結果搭乗時刻に遅れる
  • やたら人が多く空港ロビーの方が快適なことがある
  • 酒を飲みすぎ大声で話す人が希にいる
  • 眺望はあまり期待できない

これはデメリットなのか?というものもありますが、私が何度も利用する中で実際に感じたことをご紹介します。


まず、のんびりしすぎて搭乗時刻に遅れがちです。


上記で説明した「ダイヤモンド」「プラチナ」「スーパーフライヤーズ」会員等は一般の利用者よりも早く飛行機に搭乗できますが、ラウンジでのんびりしすぎて結局優先搭乗できないというのは良くある話です。


搭乗時刻にはご注意ください。


また、土日の午前中はかなり人が多いです。


私は初めてANAラウンジを利用したときとても感動したのをよく覚えていますが、それと同時に「知らないところでこんなに多くの人が利用しているんだな」という驚きがあったこともよく覚えています。


意外と利用者は多く、とりわけ連休の初日午前中は賑わっているので、人混みが苦手な方は空港ロビーの座席の方が快適と思うこともあると思います。


また、酒類も無料のため居酒屋ばりに大声で話している人をラウンジ利用時の6回に1回くらい見かけます。


コロナ前より減った印象ですが、やはり共有のスペースである以上周囲の方への配慮は忘れたくないものです。


最後に、眺望ですが、あまり期待はできません。

立って撮った写真もこの程度なので、座ると空しか見えなくなります。


眺望を求めるなら、通常の出発ロビーのレストランや、保安検査場通過前のレストラン、展望デッキ近辺のカフェ等を利用する方がよっぽどいいと思います。


あくまで、ビジネス利用者が搭乗前に静かに作業したり、旅行者がマナーよく旅行気分を盛り上げるための施設であるように思います。


以上です。


こちらは新千歳空港のANAラウンジのレビュー記事です。

こちらは羽田から関空までプレミアムクラスに搭乗したときの体験記事です。

併せてご参照ください。


最後までお読みいただきありがとうございました。