2023年(令和5年)5月に訪問した「世界遺産」熊野古道の弾丸旅行を紹介します。
- 旅程概要
- 羽田空港から関西空港
- 関西空港から紀伊勝浦駅
- 紀伊勝浦駅から大門坂
- 大門坂から熊野那智大社
- 熊野那智大社から那智山青岸渡寺
- 那智山青岸渡寺から那智の滝
- 那智の滝から那智駅
- 那智駅からりんくうタウン駅
Contents
旅程概要
旅程 | 所要時間 | 発着時刻 | 備考 |
---|---|---|---|
羽田空港~関西空港 | 1時間15分 | 7:40発 8:55着 | NH93便 |
関西空港~紀伊勝浦駅 | 3時間27分 | 10:01発 13:28着 | 特急くろしお5号 |
紀伊勝浦駅~大門坂バス停 | 19分 | 13:45発 14:04着 | 熊野御坊南海バス |
大門坂バス停~熊野那智大社 | 31分 | 14:04発 14:35着 | 徒歩 |
熊野那智大社~那智山青岸渡寺 | 1分 | 14:46発 14:47着 | 徒歩 |
那智山青岸渡寺~那智の滝 | 10分 | 14:47発 15:03着 | 徒歩 |
那智の滝~那智の滝バス停 | 10分 | 15:20発 15:30着 | 徒歩 |
那智の滝バス停~那智駅 | 15分 | 15:44発 15:59着 | 熊野御坊南海バス |
那智駅~りんくうタウン駅 | 4時間15分 | 16:11発 20:26着 | 特急くろしお34号 |
大前提として、都内から那智の滝周辺へ向かう場合は南紀白浜空港(JAL便のみ)を利用するのがベストです。私はANAマイルを利用した特典航空券で旅行したかったのと特急くろしおに乗車したかったので、上記のような過酷な旅程になりました。関空を活用しつつ熊野古道観光をしたい方の参考になればと思います。
羽田空港から関西空港(1時間15分)
羽田空港からは、NH93便を利用しました。
アップグレードポイントが余っていたのでプレミアムクラスを利用しました。
プレミアムクラスの機内設備等詳細は以下の記事をご覧ください。
ここからは約3時間半の長旅になるため、昼食を購入し、関西空港駅から列車に乗車します。
令和5年5月現在関西空港は大規模改装中です。非制限エリアの飲食店数が少ないのでご注意ください。
関西空港から紀伊勝浦駅(3時間半)
今回乗車したくろしお5号は「パンダくろしお」でした。
シートにもパンダがちりばめられています。
旅の気分を上げてくれますね。
詳細は以下のページをご覧ください。
ローソンのちょっといいおにぎりを食べながら車窓を眺めます。
紀勢本線に入ると進行方向右側に美しい太平洋を見ることが出来ます。
進行方向右側の座席がおすすめです。
きれいな海ばかりです。
/ 景観が良いエリアは一部徐行運転を行っていました。
約3時間半のくろしお乗車ののち、紀伊勝浦駅に到着しました。
ここからはバスで大門坂に向かいます。
紀伊勝浦駅から大門坂(20分)
那智山方面のバスは紀伊勝浦駅の東側の出口を出てすぐのところにあります。
こちらがバス乗り場です。
本数は1時間に1本から2本程度です。
13時45分発のバスに乗車します。
所要時間は約20分です。
のんびりバスに揺られながら大門坂に向かいます。
大門坂から熊野那智大社(30分)
20分ほどで大門坂に到着します。
バス停から5分ほどで大門坂の入口に到着します。
/ 歩道があるのは進行方向右側ですが、大門坂の入口はこの先進行方向左側にあります。
こちらが大門坂の入口です。
だんだん世界遺産にこれから行くんだという実感がわいてきます。
坂を上りながら見えた右側の山々です。
あらためてじっくり山々を眺めると、緑色にもいろんな色があるんだなとしみじみ気づかされます。
だんだん坂らしくなってきました。
石段を登っていきます。
鳥居の下を通ります。
途中あまなつの無人販売がありました。
だんだんと緑が深くなっていきます。
路が石畳に変わりました。
夫婦杉という太い杉が道の脇に生えていました。
ようやくたどり着きました。
テレビや雑誌で見たあの大門坂の雰囲気です。
緑が深く空気の美味しさを感じます。
石畳は風情がありますが、表面が滑らかではなく一部湾曲しているため、全くの平面ではありません。
よって単なる階段以上に疲れます。
また、石段の厚さが最大15センチ以上はあります。
大門坂以外の古道にも言えることですが、一段一段にかなり高さがあるので結構疲れます(笑)
それでもこの雰囲気はここでしか味わえません。
本当に熊野まで来てよかったと思いました。
石畳の石段を上り終えてもしばらく階段が続きます。
ここを左に進み更に階段を上ります。
この看板を目印に左折します。
また階段が現れるので頑張って登ります。
途中右手に野生の鹿さんを発見しました。
那智山の全図があります。
分かりやすく役に立ちます。
ようやく階段の終わりが見えてきます。
世界遺産熊野那智大社です。
最後のひと上りです。
到着しました。
緑と朱色のコントラストが美しいです。
護摩木をお焚き上げしてお願い事をしました。
かなりの高さまで上ってきた甲斐があって、とても良い眺めです。
那智の山々は本当に緑が美しいです。
美しい朱色です。
こちらの木は内部が空洞になっていて、中をくぐる「胎内くぐり」(有料)をやっています。
境内のおみくじは日本一の大きさだそうです。
熊野那智大社のお参りを終えて那智山青岸渡寺へ向かいます。
熊野那智大社から那智山青岸渡寺(1分)
那智山青岸渡寺は胎内くぐりが出来る木の横を通るとすぐに到着します。
所用時間は1分程度です。
次の目的地「那智の滝」に向かいます。
那智山青岸渡寺から那智の滝(10分)
那智山青岸渡寺を出ると三重塔の先に那智の滝が見えます。
ここからでも見ることは出来ますが、滝が最も近くに見えるところ(飛龍神社)までは徒歩10分以上かかります。
まず三重塔の脇道を道なりに下っていきます。
この「鹿注意」の看板のすぐ先を左折します。
ここを左折です。
左折後は更に下ります。
下り終えると那智の滝バス停があります。
この目の前に飛龍神社(那智の滝)の入口があります。
鳥居をくぐった後は更に下ります。
ようやく到着です。
とても美しいです。
無料で見られる最も滝に近い場所はこちらになりますが、写真の軒下から300円を支払って奥に進むことが出来ます。
この先に行くと御瀧拝所があり、最も近くで滝を見ることが出来ます。
参入口を進むとまず延命長寿のお瀧水があります。
そこからさらに奥に進むと御瀧拝所があります。
こちらです。
こちらが拝所から撮影した那智の滝です。
この場所だと那智の滝の水しぶきを直接感じることが出来ます。
雄大な流れにしばらく言葉を失いました。
那智の滝から那智の滝前バス停(10分)
滝を見た後は降りてきた階段をまた昇って先ほどの那智の滝前バス停に向かいます。
バス停はすでに20人ほど行列ができていました。
那智の滝前バス停から那智駅(15分)
無事バスに乗車し那智駅に到着しました。
いい感じのホームです。
那智駅の目の前がビーチになっています。
この景観、とても癒されます。
那智駅からりんくうタウン駅(4時間15分)
到着した普通列車に乗って白浜駅を目指します。
アドベンチャーワールド感満載の駅です。
駅前のおみやげ屋さん「まつや」さんでさんま寿司を買いました。
6時20分発のくろしお34号に乗車です。
陽が沈んだ海岸線を見ながら、今日の宿があるりんくうタウン駅に到着しました。
以上で熊野古道弾丸旅行の旅程紹介を終わります。
以下は同じく和歌山の高野山を弾丸で旅した記事です。
和歌山旅行の際にはぜひ参考にしてください。
最後までお読みいただきありがとうございました。